ライフハック

集中力を最速最短で身につける

集中力の正体

集中力の源は前頭葉のウィルパワー

参考図書

集中力とは前頭葉にある「ウィルパワー」のことを指します。

それは思考や感情をコントロールする力です。

1日に使えるウィルパワーにも一定量があり、使えば使うほど減っていきます。

集中力の高め方は2つしかない

ウィルパワーを増やす

1つ目はトレーニングによって、ウィルパワーの総量を増やすアプローチです。

集中力の高い人は、集中力を高める仕組みを知り、トレーニングを積んでいます。

例えばバウマイスター博士の実験では学生たちを集め、

  1. 2週間立っている時も座っている時も姿勢に気をつけて生活する
  2. 2週間食べたものを全て記録する
  3. 2週間前向きな気持ちやポジティブな気持ちを保つ

ように指示しました。

集中力が一番上がったチームはどのチームでしょうか。

②番かと思われる方は多いと思いますが、実は①が1番集中力が上がりました。

これは「セルフモニタリング効果」と呼ばれるものによるものです。

無意識の行動に「はっ」と気づき、改めるということを繰り返せば、ウィルパワーを鍛えることができます。

ウィルパワーを節約する

2つ目は習慣や行動を変えることで、ウィルパワーの消費量を節約するアプローチです。

ある実験で、スーパーにジャムの試食コーナーを設け、

  1. 3種類のジャムを展示
  2. 24種類のジャムを展示

して立ち寄った人数と購入金額を調べました。

結果は①の方が立ち寄った人数は②よりも20%多く、購入金額は②よりも27%多かったのです。

この結果からわかることは「人は選択肢が多いと決断を先延ばしにしてしまう」ということです。

決断をしていないという状態はじわじわウィルパワーを消費していきます。

それを防ぐためには「バッチ処理」がおすすめです。

「細かな仕事を1日の最後にまとめて処理してしまう」

という方法です。

1分で終わるようなことはすぐ処理した方が良いですが、雑事はスマホのメモ帳などにメモをして頭の中から出しておく方がウィルパワーの節約になるのです。

実際に行なっている事

バッチ処理

やり方は前述した通りです。

以前の私は雑事を思い出したら即処理をしていたのですが、処理の度に集中力がリセットされていました。

現在まとめて最後に処理をするようになってからは、そういったことがなくなり高い集中力を保ったまま重要なタスクに取り組むことができています。

ポモドーロ・テクニック

簡単にいうと「25分タスクをこなし、5分休憩というサイクルを繰り返す」テクニックです。

後少しで終わるのにという段階でぶつ切りすることで、より速く仕事をこなすことができます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

姿勢を正す

先ほどの実験でもありましたが、姿勢に気をつけると集中力が上がりました。

要するに脳の血流を良くする為の姿勢をとることで、集中力が上がるということです。

  1. 顎を引いて頭は首の上に乗せる
  2. 両膝をつける
  3. お尻と腰を直角にする
  4. 足の裏を床につける

これらに気をつけるだけです。

②に関して男性の方はガニ股が多いので最初はキツイですが、すぐに慣れてきます。

とりあえずボックス

100円均一で売っているような大きめの箱を「とりあえずボックス」として、今やるべきことに関係ないものを詰め込んで一旦片付けてしまうという方法です。

これは「セルフ・ハンディキャピング」という現象を防ぐためのものです。

セルフ・ハンディキャピングとは今やるべきことから逃げるために、一旦違う作業に移行して失敗した時の言い訳を作るという現象です。

勉強をしなければいけないのに部屋片付けを始めることが最たる例です。

瞑想

こちらは言わずもがなですね。

2年半実践してきて、かなり集中力が上がった時間があります。

詳しくはこちらの記事を参照ください。

まとめ

今回は集中力を最短最速で身につける方法をご紹介いたしました。

1つのタスクに高い集中力で臨むことができれば仕事は早く終わります。実践あるのみです。


集中力っていうのは、天才のものじゃないんだ。訓練だ。

小澤征爾(世界的な指揮者)

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